ジャポニカ学習帳

昨晩みた夢、好きな楽曲のメモ

じーちゃん

今の記憶では、父方の祖父よりもは母方の祖父のほうが接しやすかったような気がする。

鉄人なのかな?と思ったのはいつからだったか。 歳をとっても車を乗り回し、エクセルを使いこなし、率先して地域の先頭にたち、長年老人クラブの会長をして人の世話をし。徹夜をし。毎日植物の世話をして。 年老いないその姿をみて、いつかは亡くなるとは思えど、死ぬことなんてないんじゃないかな?と冗談にしても思えたほどだった。100歳くらいまでいきるかな?なんて。

やっぱり鉄人ではないのかな、と思ったのはいつからだったか。 耳も遠くなり、足腰も悪くなって、車で移動できなくなって、一人で暮らすことに弱音を吐き出したのは二年ほど前だったか。 就職が決まってからジョイフルにご飯を食べに行った。サイコロステーキが大好きだった。 弁当を買って渡したのは二月頃。もっと連れてってあげればよかったってのは、本当に後悔している。

いつも、戦時中の話をして、自分は零戦の整備班?の若手だったことや、なにかの表彰を天皇だったか、偉いひとだったかにしてもらった話をしていた。そのときはいつもインスタントのコーヒーを鉄のコップにいれて、ビニールの包み紙のチョコレートでもてなしてくれた。 鉄のカップはスプーンが擦れる音が個人的に好きでなかったので、あんまり嬉しくなかった。

あと、めずらしい植物を小鉢にしてどんどんふやしていて、リュウゼツランを貰った。 竜って感じではないけど、じーちゃんを象徴するような植物だったので気に入っている。