ジャポニカ学習帳

昨晩みた夢、好きな楽曲のメモ

とらドラ!

アニソン=ダサいものっていう概念は2007年頃は根深く残っており、少なくとも周りでは軽んじられていたんだけれど『もってけセーラーふく』の出現とともにチラホラとポジティブな話題を聞くようになった気がしている。同時に、アニメをみている・オタクであることがステータスになりつつあった時代であったかもしれん。エヴァ以降、一層そのムードが強かったように思っている。

時代は少しだけ進んで2008頃の『とらドラ!』で使われたOP・EDは、イケててオシャレで当時ノリノリだった『Capsule』みたいな電子音楽だった。個人的には垣根を超えた瞬間でむしろアニメだからこそ「無駄にポップやキュートを感じるからこそ良いジャン」と、これからのアニメ文化にマジックを感じた瞬間でもありました。アニソンのクラブミュージックぽい流れは、初音ミクも一役かったかもしれん。

秋冬、毎日単位のために朝から晩まで授業つめて丸一日学校で過ごして帰って眠る生活は本当に孤独で、真面目に『とらドラ!』だけが生きる糧でした。 平凡な高校生活かと思ってたんですが、みんな好きとか嫌いとかで不器用に激情をぶつけ合うことが、互いに傷つきながらも泣いたり笑ったりする姿が本当に美しかったし、自分もそうありたかった。智代アフターに次ぐ勢いで鼻水と涙を垂れ流した記憶があり、リアルタイムで見て感動した数少ないアニメです。

なんか権利とかすごく厳しいみたいなので紹介できないんですが『オレンジ』は今も色あせず名曲だってことだけは言いたいしアーミンのことも今でも好きかも知れない。

サラっとアーミンのこと書いてて、画像を見ていて、懐かしやら愛おしいやら複雑な気分になったよ。同窓会で会うべきなのはアーミンなのかもしれないね。今なら僕の気持ちに応えてくれなかったことも笑って許せるだろうなっていう錯覚に陥っています。

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